マイ愛すくりーむと申します。
一人称はアイスクリームです。


今回読んだ『あの子の考えることは変』については、作者の事も知りませんでしたし、芥川賞うんぬんも知らず、ただ単に本屋で見かけて「すぐ読み終わりそうだな」という考えで買いました。


あとで芥川賞候補と知った時にゃあ「あー、芥川賞っぽい」と思っちゃう程度に芥川賞っぽい。


すぐ読み終わりそうという確信があって買ったのですぐ読み終わった。


1・作品紹介

Gカップの「おっぱい」を自分のアイデンティティとする23歳フリーター・巡谷。アパートの同居人は、「自分は臭い」と信じる「自称・手記家」の23歳処女・日田。ゴミ処理場から出るダイオキシンと自分の臭いに異常な執着を見せ、外見にまったく気を遣わない変人・日田のことを、巡谷はどうしても放っておけない。日田だけが巡谷の「男への異常な執着」や「気が触れそうになる瞬間」を分かってくれるのだ。変なことばかり考えている二人だけれど、ゴミ処理場のダイオキシンが二人の変なところを益々悪化させているような気がするけれど、二人が一緒にいれば大丈夫。情けなくってどうしようもなく孤独な毎日もなんとかやっていける――。 芥川賞候補作としても話題となった、汚くて可愛い、前代未聞の青春エンターテインメント!


2・学生時代の事故って引きずる

細かい描写はないが、日田も巡谷も学生時代に事故っている。

事故というのは交通事故とかそういう物理的な話ではなく、おそらく人間関係で失敗している。
少なくとも成功していない。

学生時代に失った自信というのは数年で取り戻せるものじゃないし、自信がないと多かれ少なかれその後の人生に悪影響を及ぼす。

ソースはこのアイスクリームです。


なんかそういう部分がすごく生々しくて、「『蹴りたい背中』のその後っぽい」何かを感じ取ったんですよね。

『蹴りたい背中』なんてまさに事故っている最中の男女の話じゃないすか。


3・感想

《症候群》とか《ダイオキシン》とか《Xデー》とか強い言葉を多用する痛い子の日田
そんな日田の面倒を見ているようで見下しているが客観視すると充分痛い巡谷
の痛い子同士がなんか依存しあっている話。

とてもキャラが濃いのはなんかわかるし、上に書いた通り、2人の抱える孤独って少し理解できる。


ただ、残念ながらいまいち笑えなかったのは俺が男だからオタクだからか両方だからか。

または、彼女たちの不幸を少し理解できちゃうあたり、今一つ『他人事』とは思えないからか。


例えば、学生時代に人間関係に支障なく過ごし、その後の人生も何かと順調に生きてこれた人間であれば『他人事』として笑えるかもしれない。

いや、それはちょっと斜に構え過ぎかな。

シンプルに笑いのツボが違ったんでしょう、はい。


4・一言でいうと

偏見だけど、サブカルってこんな感じなんかなー