タイトルはひねりがない方が良い。

『人間失格』が名作で『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』が「ウソついてんじゃねえぞボケ」

『資本論』は死ぬまでに1回は読んでおきたいなと思う反面、『金持ち父さん貧乏父さん』は作者がネットワークビジネスを布教したいだけなので、できれば市場から淘汰されてほしい。

『恋空』が名作で『世界の中心で愛を叫ぶ』の方が名作じゃない、かというとこれはひっかけ問題である。

家にある旺文社の国語辞典第十一版で調べてみると『恋空』という単語は出てこない(前後は『恋する』と『濃い茶』である)ので、『恋空』という単語は著者の造語である。反面、『世界の中心で愛を叫ぶ』はタイトルが全て辞典に存在する単語で構成されている。
つまり、『恋空』の方がひねりのあるタイトルだと言えるので、『世界の中心で愛を叫ぶ』の方が名作で『恋空』の方が名作じゃないと言えるのである(どっちも大して面白くなかったが)。


なんの話かもう忘れたけれど、伝えたかったのは『良い戦略、悪い戦略』というタイトルのストレートさだ。


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内容:
「戦略の大家」が、ものすごくわかりやすい戦略の本を書きました!

■良い戦略は単純明快だ! 1805年、イギリスは、重大な危機に直面していた。ナポレオンがヨーロッパの大半を征服し、イギリス侵攻をもくろんでいたのだ。フランスとスペインは、ジブラルタル海峡に程近いトラファルガー岬に33隻の艦船を結集。27隻で編成されたイギリス海軍と対峙した。 さて、通常の海戦であれば、両軍が向かい合い、艦砲射撃で敵艦にダメージを与えた後に接近戦に移行するのが定石である。だが、ネルソン提督の考えた戦略はちがった。2列縦隊をつくり、仏西連合艦隊にいきなり真横から突っ込ませた。 当然、先頭の船は非常な危険にさらされる。だが、連合艦隊の砲手は練度が低く、その日の海はうねりが大きかった。敵艦隊には真横から突入する我々を正確に狙い打つ腕はない、と読んだのだ。 結果、トラファルガーの海戦は、イギリス側の圧倒的勝利に終わった。イギリス海軍は、艦船を一隻も失わなかった。

■あなたの「戦略」は、その名にふさわしいか? このように、良い戦略は、単純かつ明快である。パワーポイントを使った説明も、マトリクスやチャートも無用。必要なのは、打つ手の効果が一気に高まるポイントを見きわめ、そこに狙いを絞って資源と行動を集中させることだ。 ネルソン提督の課題は、敵の艦隊のほうが数で上回っていたことだった。そこで、敵の艦隊を分断するため、先頭の船を死地に飛び込ませるリスクをとるという選択をした。敵が分断され統率を失えば、経験豊富なイギリスのほうが優勢だと判断していた。 このように良い戦略は、組織が前に進むにはどうしたらよいかを明確に示す。難局から目をそらさず、それを乗り越えるための指針が示されている。「いま何をすべきか」がはっきりと実現可能な形で示されていない戦略は、欠陥品だ。

■世界的な戦略の研究者による第一級の著作! だが世の中の「戦略」のほとんどは、戦略の体を為していない。本書の目的は、「良い戦略」と「悪い戦略」の驚くべきちがいを示し、「良い戦略」を立てる手助けをすることにある。著者ルメルトは世界的な経営学の研究者を表彰するThinkers50に選ばれた人物であり、長年にわたって戦略を研究してきた第一人者。本書は超一流の著者による「経営戦略」の書だ!

■本書に寄せられた賛辞
「必読書! 戦略に興味があるすべての人に本書を強力に推薦したい」 ――W・チャン・キム(『ブルー・オーシャン戦略』著者)

「あなたの会社がライバルたちを圧倒する業績を上げる準備ができていて、未来へ先んじる用意があるなら、本書を買わなくていい。もしもその逆なら、もしも少しでも不安が残るなら、いますぐに本書を開いたほうがいい! 」 ――ゲイリー・ハメル(『コア・コンピタンス経営』著者)

感想:

良い戦略はシンプル


良い戦略、悪い戦略
リチャード・P・ルメルト
日本経済新聞出版社
2012-06-23